|
昭和20年(1945)8月、太平洋戦争の終結により、連合国占領軍は日本の武装解除の一環として、国内の刀剣類を接収しました。この内、多くは廃棄されたり海外へ流出しましたが、接収された刀剣の一部が赤羽(東京都北区)にあったアメリカ第8軍兵器補給廠に集積されました。
2年後の昭和22年、当時の刀剣関係者の尽力により、この中から美術的価値のある刀剣については返還されることになり、約5,500口余が選別され、東京国立博物館に移転。これらの刀剣類は接収時の保管場所にちなみ「赤羽刀」と総称されています。その後、所有者が判明した一部については返還されましたが、大多数は最近に至るまで東京国立博物館の収蔵庫に眠ったままでした。
終戦50年にあたる平成7年(1995)、議員立法により「接収刀剣類の処理に関する法律」が成立し、文化庁ではこの法を受けて、旧所有者が判明した刀剣類については返還し、残りの赤羽刀については一旦、国庫に帰した後、全国の法律の博物館等へ無償譲与、活用・公開されることとなりました。
当館では、郷土刀加藤系、赤間系を中心に37口の譲与を受け、平成12年から随時修復を行ってきました。無銘のものを除き、20口の修復を終えたことから、本展ではそのお披露目をするとともに、館蔵の刀剣、古文書、古記録などを加え、江戸時代後期から明治にかけて作刀された新々刀の歴史をたどりながら米沢の刀鍛冶系譜をご紹介するものです。
|